大規模なサイバー攻撃によりサービスを停止していたニコニコ動画が、6月14日に“ニコニコ動画(Re:仮)”として一部の動画と共に復活。
視聴可能な動画は2007年のニコニコ最初期に各ジャンルで人気だった動画で、自動で抽出、数日での入れ替わりを予定していると言う事。
この事を受けて意気消沈していたニコニコユーザーが活気づき、当時を知るユーザーが大盛りあがり、インターネット老人会が開催。
ユーザーは当時人気だった動画を懐かしむ者、当時人気だった動画を初めて見て刺激を受ける者で賑わっていました。
中でもニコニコ動画を代表する動画の一つ、レッツゴー陰陽師はXのトレンド入りを果たし多くのユーザーが視聴しコメントを書き込んだ。
ニコニコ動画復旧にはおよそ一ヶ月以上かかる見込みで、被害はニコニコ動画のみならずKADOKAWAの他の媒体にも影響を及ぼ推している。
予定道理一ヶ月辺りに復旧したとしても、各サービスを順次復旧との事なので、ニコニコ動画が優先的に復活と言う訳でも無いかと思われる。
今回受けたサイバー攻撃の原因はKADOKAWAグループ企業が提供するデータセンター内のプライベートクラウドサービスが、ランサムウェアを含むサイバー攻撃を受けた事が原因。
相当数の仮想マシンが暗号化され、利用不能になり、「ニコニコ」を含むウェブサービス全般のシステムが停止との事。
今回のサイバー攻撃は、発覚後も繰り返し行われ続け、遠隔を利用してサーバーをシャットダウンで対応したものの、犯人側から更に遠隔でサーバーを起動させて感染拡大を図るといった執拗で徹底的攻撃を受けたため、サーバーの電源ケーブルや通信ケーブルを完全に切り離し、サーバーを完全に停止させる形で攻撃を防いだそうです。
どんなに技術が進歩しても最大のセキュリティはケーブルと電源引っこ抜く事が良く分かりましたね。
気になる被害ですが、情報漏えいに付いては調査中、クレジットや個人情報は現時点では確認されてないそうです。
投稿された動画、配信システムは、パブリッククラウド上で運用されていたため、被害は受けておらず一応無事なようです。
しかし、生放送のシステム自体は無事のようですが、ニコニコ生放送の映像配信を司るシステムはグループ企業のプライベートクラウド上で運用されていたため、過去のタイムシフト映像などが使用できない可能性が出てきており、ニコニコ動画・ニコニコ生放送以外のシステムについても、順次、状況の確認を進めている所だそうです。
今回のサーバー攻撃の犯人や動機、どこからかなどはまだ調査中であり、現時点で公開出来る情報は無いそうです。
この事に関してはニコニコ、DWANGOからの正式な発表があるまで憶測やデマなどには注意しましょう。
Xではニコニコ動画の被害を受けてハッシュタグで#がんばれニコニコ運営とニコニコを愛するユーザー応援しており、その声はニコニコ運営に届いているようです。
私もニコニコには動画を投稿しているので復旧には頑張ってもらいたいですが、今回の大規模な計画性のあるサイバー攻撃には時間がかかっても慎重に対応して、ユーザーも安心できる環境を作ってもらいたいですね。
ニコニコ動画のサイバー攻撃の被害、復旧状況、保証についてはDWANGO公式サイトで確認出来ますので気になる方は目を通しておきましょう。