ファミ通やスペースワールド、オリックスなどのキャラクターデザインを手がけたイラストレーター「松下進」の、二冊目ですか?三冊?・・・・まあ、久々のイラスト集なのは間違いないでしょう。
立体感のあるアメコミ調のキャラクターを得意とし、その独特の世界観で人を魅了します。
さて、私は個人のイラスト作品集は「吉崎観音」以来二冊目でございます。
先週東京ゲームショウが開催されまして、そこで限定30冊でサイン入りが販売と言う事で、行くついでにそっちで買うか、と思い購入。
これがそのサイン。
特典として複製原画も付いて来ました。
立派ですよねぇ~、これで下書きですよ。
作品集は、下書きと完成のイラストを載せており、最後の方では松下流のイラスト講座が載っています。
また、日本語と英語の説明文があり、海外の方でも読めるように配慮がされています。
ちょっとした英語の勉強になるんじゃない?これ。
以前書いた「石臼みたいな鉛筆削り」も紹介されてます。
なんでも、ステッドラー社製の道具だそうです。
着色はPCでやっており、そこら辺も紹介されいます。
それほど細かい説明は無いものの、イラストに対する心構えや、ちょっとしたアドバイスなど、ためになる事も書かれています。
PCの着色を紹介しているけど、本当はエアブラシの着色を基本としてるそうですね。
スタッフ全員がエアブラシの使い手らしいです。
さて、中身の感想ですが、内容はオリジナルのキャラから、ゲームやアニメのキャラクターデザインを収録しており、こんなのもしてたんだとか、こんな描き方もするんだと言うのもありました。
見て行くと、過去の作品から下書きの完成度の上がり具合が凄いですね。
普通なら、キャラの完成度なんでしょうが、こっちは根元から違う感じがしますよ。
道具が変わったとしても、下書きの完成度は普通上がらないと思います。
私の場合、集中力が持ちませんからね。
背景無しのキャラ絵だけで三日四日はかかりますよ;
いや~、実に興味深い一冊ですね。
あ、でも着色自体は変わってないかな?もっと違う塗り方も見てみたいですね。
興味無い人でも、絵を描くなら一度見ておいた方が良いですね。
後、気になったのが・・・・ゲームショウの二日間で限定30冊販売なのに、最終日行って買えたって事は・・・あの後どうなったんだろう。
ファミ通の表紙とか載って無かったけど、ストップ掛かったのか、それとも別で出すつもりなのかな?
色々他社のゲームキャラ描いてるし、一度感想と一緒に見てみたいですね。