それは一つのドリルの物語・・・
それは一つの螺旋の物語・・・
それは一つの歴史の物語・・・
それは・・・
怒涛の時代を己のドリルで、天を、宇宙を、銀河を貫いた一人の男の物語である。
天元突破グレンラガン
本日、最終回を迎えたグレンラガン。
初回放送の一話から、その熱い魂は燃え上がっていました。
普通だと、放送数話は気合が入っていて、だんだんと力尽きて来るのが大体でしたが、この作品は、そんな力尽きる事無く、熱く走りきってくれました。
まあ、ある一話だけ例外ですが;
27話で4部構成と言う事で急展開も多かったですが、その度に魂を振るわせる熱いシーンが盛り込まれていたりしました。
シモンの成長はグレンラガンの進化と同調し、最終的には銀河系を超える機体へ変貌するのは、本当に驚きました。
その名も「天元突破グレンラガン」
番組のタイトルをそのまま持ってくるのは予想外でした。
さすがラストと言うだけあって、アンチスパイルとの最終決戦は、星雲を舞台に互いの種族と宇宙、そして信念を賭けた殴り合い。
そして、天元突破から超銀河グレンラガン、超銀河からアークグレンラガン、アークからグレンラガン、グレンラガンからラガンと分離して行き、最後の一撃を食らわせる。
シモンの信念に敗れたアンチスパイラルは、彼らに宇宙を託し滅びていく。
シモン達も熱いが、今まで淡々と喋っていたアンチスパイラルも、いつの間にか熱くなっていて、最終決戦に相応しい戦いでした。
囚われのていたニアを救い出し、アンチスパイラルを倒し、宇宙はついに平和を取り戻した。
そして、ニアとシモン、二人の結婚式が行われ、全ては幸せに終わるかと思っていたが、ニアは螺旋族の子でありながら、その体にアンチスパイラルの情報が組み込まれていた為、アンチスパイラルが倒れると同時に、ニアも消える運命にあった。
シモンはそれを知りながら、彼女と結婚式を行った。
そして、全てが終わった後、シモンはグレンラガンを次の世代に残し、上着を翻し、一人当ての無い旅へと行く。
その胸に、カミナとニア、そして共に戦った多くの仲間達の魂をつれて・・・・
二十年後、グレン団のメンバーはそれぞれの生活に戻り、次の時代の懸け橋となっていた。
そしてシモンも、遠い地で空を見上げていた。
その手にドリルを持って・・・
朝からこれほど熱く泣けるアニメが在ったかどうか・・・
天元突破の名に恥じないアニメだったと私は思います。
さて、これほどのロボットアニメが見られるのは、次はいつになるでしょうかねぇ・・・
あ、一つだけ残念な事が・・・
ゲームやプラモなどの玩具展開がスローペースなのが残念でしたね。
まあ、展開が展開だけに仕方ないですけど^^;
しかしあれですね、インパクトモデルシリーズは二体で打ち止めなのか心配ですね。
グレンが欲しいんだけど・・・