ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
発売日に買って、しばらく放置・・・そして先日クリアしました。
と言うのも、ファミ通の第一報からプレイしたかったのですが、丁度スパロボも発売、そしてモンハンへと流れてしまったので、今の今までプレイしてませんでした。
それでも、ストーリーとか気になるのでやりたかった事はやりたかったですが。
と言う事で、モンハンを打ち切ってプレイしました。
さて、ダンガンロンパについてですが、基本推理ゲームではありますが、テンポの速い展開とガンシューティングの要素も取り入れた「ハイスピード推理アクション」と言うジャンルとなります。
希望ヶ峰学園に閉じ込められた15名の超高校級の生徒達。
学園長を名乗る謎の存在「モノクマ」により、一生学園内での生活を命じられる。
しかし、それに反発する15人にモノクマは外に出れる「卒業」のルールを告げる。
その内容に、15人は驚愕する。
「卒業のルール、それは人が人を殺す事です」
希望ヶ峰学園は、全国の超高校級が集まるエリート高。
しかし、それとは逆の絶望的な展開。
この状況で15人はどうなるのか?モノクマの目的とは?希望ヶ峰学園はどうなってしまったのか?
そして、間違えれば犯人以外の全員が死ぬ、殺人事件の犯人を決める命がけの「学級裁判」が幕を開ける・・・
とまあこんな感じ。
さて、ハイスピード推理アクションとのことですが、ゲームの流れは「始まり」→「学園パート」→「事件パート」→「学級裁判」→「事件解決」となる。
上の流れでプロローグとエピローグを除いた全六話で構成されている。
学園パートが仲間との交流を深めるパートで、事件パートでは殺人事件の証言、証拠などを集めるパートとなります。
学園パートの交流では、学級裁判で有利になるスキルを獲得できる。
しかし、話数によって交流できる仲間が限られるので、一週目で全スキルを獲得する事は出来ない・・・
事は無いのですが、一話を繰り返しプレイしないといけません。
ゲームをプレイ中、ロードを選択するとメインメニューに戻り、チャプターセレクトにてクリアした話数を再びプレイする事が可能。
基本的にその話をちゃんとクリアしないと、プレイ中の話数はチャプターセレクト出来ないので注意しなければならない。
また、チャプターは事件を始まり、学園、事件は一つとし、学級裁判、総合評価と分かれています。
つまり、繰り返す場合、そのチャプターの始まりからプレイしなければならない。
特に一話は全員に話し掛ける事ができるので、スキルを集めるには一話がもってこいとなる。
このゲームのネックがこのスキル集めであり、これを先に終わらせておく事で、ストーリーをゆっくりと楽しめる。
さて、このゲームの最大の特徴の学級裁判ですが、主にノンストップ論議→閃きアナグラム→マシンガントークバトル→クライマックス推理と言う流れとなる。
そしてこの学級裁判パートですが、フルボイスで進行していきます。
まずノンストップ議論ですが、主人公以外のメンバーが一連の流れで会話をしていきます。
その会話の中に矛盾点があるので、証言、証拠を弾丸に見立て、その矛盾をガンシューティングのように撃ち砕きます。
会話は制限時間までループするので、何度でも会話を見る事が出来ます。
また、ゲームを進める事により、邪魔な会話や証言を会話の中から取らなければならない事もあります。
次に閃きアナグラム。
これは単純に欠けた単語を埋めていくだけであり、現れる文字を撃ち落して単語を完成させます。
特にこれと言って特化した所はありません。
次にマシンガントークバトル。
これはガンシューティングと言うよりリズムゲームが当てはまる。
自分の話を聞き入れない相手との一対一のトークバトルで、リズムに乗ってボタンを押して相手の発言を破壊していきます。
コンボが決まっていくとスピードが上がっていきます。
また、ゲームを進めるとボタンを押すタイミングの妨害や、弾数のリロードなど操作が増えていきます。
相手のライフが0になると、ノンストップ議論同様に矛盾した発言を証言、証拠で撃ち砕いて勝利となります。
砕き損ねると、相手のライフが若干回復するので、再び0にしなければなりません。
最後にクライマックス推理。
犯人の一連の犯行を漫画形式で説明していきます。
その漫画は穴があり、そこを正しいコマで埋めていきます。
コマの中にはフェイクもあり、絵と流れを見てコマを埋めて行きます。
漫画を完成させると、フルボイスにて一連の犯行の説明を開始します。
コマを間違えると、修正出来、その場所から再び説明が開始されます。
話数が進む毎に、フェイクのコマが増えていきますので注意。
漫画を完成させ、一連の説明が終わると、犯人を確定、学級裁判終了となります。
学級裁判が終了すると、論議、閃き、トーク、推理の総合評価が表示されます。
総合評価の点数により、モノクマコインを獲得できます。
モノクマコインは購買部のモノモノマシーンにてプレゼントを購入出来るほか、ギャラリーモードの開放にて使用するので貯めておいて損はありません。
と言うか、一周クリア時には900枚は溜まるので特に問題ないでしょう。
学級裁判が終わると、犯行の理由などイベントがあり、その後「おしおき」と称する「処刑」ムービーが始まり、一話終了となります。
おしおきムービーは全部で七つあり、どれも見応えがあります。
クリア後にはおしおきされた人物にちなんだプレゼントを獲得。
使用する事は無く、言わば遺品となる。
さて、ゲーム内容の一連の流れを説明した所で、クリア後の感想。
ファミ通での第一報で、モノクマ役に「大山のぶ代」氏と言う事で購入を決意しましたが、後に主人公の「苗木 誠」役に「緒方 恵美」氏、「十神 白夜」役に「石田 彰」氏、「大神 さくら」役に「くじら」氏など、豪華声優陣など中々のもので、また、おしおきムービーのおしおきには犯人に合わせたものとなり、コミカルながらも恐怖感が高いムービーとなります。
ストーリーの方は閉じ込められた理由に若干無理説明不足ですが、四話からラストに掛けての盛り上がりは良い感じです。
また、二話、三話はある人物の一連のイベントが見応えがあり、思わず熱く叫んでしまいましたw
が、直後に残念な結果となりまして、あれは勿体無いと思いましたね。
五話には分岐存在しますが、分岐はもう一つのエンディングを見る事が出来ますが、正直また分岐に戻ってくるので、エンディングと言うより普通におまけイベントでした。
ギャラリーを揃えるのに必要なので見ておきましょう。
しかし、このもう一つエンディング、突っ込みたい所が一つ・・・
何であの人は死んでるのか?
見た瞬間、おい!!と突っ込みましたw
ちなみにおしおきでも殺人でもありません・・・病死?
そして最終話での学級裁判。
ラスボスの正体が分かるにつれ背筋がゾクゾクしましたが、登場したラスボスははっきり言ってモノクマ以上のインパクトを食らいました。
実は五話の時点で薄々見えていたのですが、実際登場したラスボスは他のキャラよりカオスなキャラとなっております。
そして、ある人物の記憶が鍵を握るのですが・・・と言うか、あいつ最初から全部知ってたろ。
残酷な学園生活を開始させた張本人でありますが、おしおきシーンはラストとありながらハンパ無い内容になっており、最後にはなんともやりきれない気持ちになりました。
正直、あれを勝利と呼べるのかどうか・・・
EDには生き残った苗木達が希望を胸に外の世界に踏み出し、緒方氏のEDソングが流れるのですが、締めとしてかなり良い感じとなっています。
最後に、次回作を思わせる終わり方をしますが、次回作については未定。
しかし、webラジオ「ダンガンラジオ 希望のゲストと絶望のオガタ」にて次回作はやってみたいとスタッフが発言している為、要望があれば次回作が出るであろう。
その場合、今回の続編となるか?新規となるか?
まあ、今回の続編となると学級裁判とか難しくなりそうですね。
で、一周クリアすると、購買部のモノモノマシーンにて脱出スイッチが追加され、獲得するとムービーギャラリーに「みんなさよなら絶望学園」のムービーが追加される。
ムービーと言っても、全員揃ってる所に玄関の扉が開くだけですが、ここら辺はもうちょっとイベントあっても良かったと思います。
後、三話までにモノモノマシーンにて「男のロマン」を獲得すると隠しイベントが発生する。
さて、クリアして謎を知った上で改めて考えて見ると、意外と細かく作られてる事にとても驚きました。
いや~、だからあの人「レーション」で凄く喜んでたのか・・・
これはぜひプレイして驚いて欲しいですね。
で、驚きと言えば体験版。
発売前に体験版を配信するのは当たり前事ですが、大抵はゲーム開始序盤までの体験となります。
体験版では学園内探索→事件発生→学級裁判となり、この時点では大雑把な作りとなっおります。
学級裁判では論議、アナグラム、マシンガントークのみとなってますが、最後まで行かずモノクマが体験版終了を告げます。
また、この体験版の内容はWebコミック「ファミ通コミッククリア」にて漫画化されて結末が載っております。
大体これが一話の内容か、と思いますが、本編ではガラリと変えてきており、体験版、漫画とは違った展開を見せて、始めた当初はこれまた驚きました。
そんな事もあるので、まだゲームをプレイしてない方は体験版からプレイするのをお勧めです。
また、体験版では集めたモノクマコインを本編へ持っていけます。
体験版→本編とプレイして、クリア後には「ビジュアルファンブック」webラジオ「ダンガンラジオ 希望のゲストと絶望のオガタ」を聞いていただくと、ダンガンロンパの全てを楽しめます。
ラジオでは学園パートでの交流時の会話イベントを、出演者ゲストの回にて声ありで聞けます。
ファンブックには設定画やイラストなど、また全員分のおしおき解説が載っております。
ちなみに、漫画版のおしおきの本当の詳細が載っており、実際はこれをやるはずだったんだなと感じます。
長々と書きましたが、この作品は初めてネタバレ無しでプレイしたいと思った作品で、実際スキル習得とプレゼント好感度以外はまったく調べませんでした。
体験版、ファンブックを含め、正に初めから最後まで楽しんだゲームです。
難易度設定があるので、難しいと感じる人でも未プレイの方でもぜひお勧めします。
次回作があるとすればどう来るのか・・・
そんな感じ。
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